株と日経２２５先物のウラ技>日経２２５先物の夜間取引(PTS)とは？取引時間は？

夜間先物取引って知っていますか？
日経225先物が、米国のシカゴ・マーカンタイル
取引所(CME)で、日本時間の夜20時から翌朝まで
取引されているのはご存知だと思います。
どうせ夜間は、出来高も少なそうだし、あまり
動かないんじゃないのと思われるかもしれません。
しかし実際は、日中並みというかそれ以上に相場
が変動しているのです。

たとえば、１日の平均値幅（高値・安値）を、2008年
の平均で見てみると、夕場(大証)が111円、夜間(CME)
が349円、日中(大証)が267円です。
これだけ値幅があると、日計りすることもできます。
また、日中の取引で日経2225先物を翌日に持ち越しを
した場合など、通常なら翌営業日まで何もできずに
待つしかありあませんよね。
でも、この夜間取引を利用すれば、突然のニュースなどで
自分のポジションと反対にＣＭＥが大きく動いたとき、
リスクヘッジをすることができます。

ほかには、昼間は仕事で忙しいので、夜間にじっくりと
先物取引をしたい方や、翌日の取引のために値動きを
夜のうちに把握しておくときなどにも使えますね。
夜間取引は証券取引所を介しません。
証券会社のお客さん同士で取引をおこないます。
現在、取扱証券会社としては、楽天証券、ＳＢＩ証券、
カブドットコム証券、マネックス証券があります。